フェデラー5連覇

ウィンブルドンの男子決勝は、素晴らしい試合でした。
フェデラーの完璧なアプローチを、何度となく跳ね返す、奇跡的なナダルのパッシングショット。
もはや彼のストロークは、芝の上でも世界一だと言えるのではないでしょうか。
それにも関わらず、最後に栄冠を得たのは、やはり王者フェデラー
勝負どころでギアをさらに入れ替えることができる、そういった芝での経験・総合力をフルに活かした結果だと思います。
とはいえ、結果は紙一重なのでしょう。
ナダル相手に昨年は1セット、今年は2セット落としましたが、来年は3セット落としてしまう、そんな予感がするのでした。
もしかしたら、年間グランドスラムに最も近いのは、フェデラーではなくナダルになったのかもしれません。